
FPD型 血管撮影装置
当院では、今までより精度が高く、患者様にリスクが少ないIVR(X線透視下で行う血管内治療)を行うためにコーンビームCT機能を搭載した最新のFPD型血管撮影装置『Innova IGS 540』(GE Healthcare社製)を導入しました。
TAE(とくに肝腫瘍に対する肝動脈塞栓術)などを行うに当たって、術中の造影CT撮影による治療部位の位置確認は欠かせません。今までは術中にCT室と血管造影室をストレッチャーで往復しながら治療を行っていましたが、この装置は血管造影室でCTのような3D画像を得ることが出来るので、従来の装置より患者様の移動の負担を抑えることが出来ます。
さらにGE Healthcare社独自の機能『Flight Plan for Liver』により悪性腫瘍などの治療部位への栄養血管を自動認識・自動表示を行うことが出来るので、正常組織を除いた悪性部へのピンポイントな治療をより効率良く行うことが出来ます。
その他、産後出血等の緊急性の高い疾患にも従来の装置以上に対応できる機能を備えてあり、尚且つ放射線科医、看護師、診療放射線技師がそのような急性疾患にいつでも対応出来るように待機しております。
